♪人こそ人の鏡♪人の振り見てわが身を直せ♪
最近よく歌うブルースの歌詞の一部分である。
人と接する機会が多いと、時々ムッとしたりカチンとくることがある。
特定の人からの悪口雑言が続くと、ついその人を避けたくなってしまうのだが・・・・・・・・・・・・。
先日も、ある人の言動に傷ついたというか、何かとても悲しい気持ちにさせられたのだが、なぜそんな気持ちになったのかといえば、その人が発した言動の原因と同じものが自分の心の中にあったからである。
そもそも同じものがなければ反応するはずがない。
嫌味というものが自分の心の中に存在しなければ、人が言った嫌味に反応することはない・・・・・・・・・・まったく気にならないのである。
せいぜい、あっ、また嫌味が始まったと思うくらいで、カチンときたりムッとすることはない。
感情的に反応するということは、自分の中に同じものがあると思って間違いない。
その場合、自分の中にも同じものがあるということを素直に認めて、じっと心の中を探して見ると良い。
必ず思い当たることがあるはず・・・・・・・・・。
決して、ムッとさせられた相手のせいにしたり、自分の内面を見ることを恐れたりしないように・・・・・・・・・・・。
先日の僕の場合は・・・・・・・・・すぐにわかった。
わかった途端、心の中の大きなブロックがパタンと音を立てて倒れた感じがした。
もう、ムカッもカチンも悲しいも消えて無くなってしまっていた。
そして、言動を発した相手に対して、深い共感と愛情を覚えた。
と・・・・・・するならば、その相手は嫌う対象ではなく、自分を解放する貴重な存在ということになる。
あなたに最も嫌なことをする人が、あなたを救うキリストなのである・・・・・・・・というような言葉を、何かの本で読んだことがあるのを今思い出したしだいである。
愛は決して傷つかないのである。