昨日の続きを少しだけ書くが、歴代の大物といわれている人物は皆言葉が遅かったように思う。
なぜかというと、思いを言葉に表す前に内なる自己、あるいは魂と一度相談してから言葉にしたのではないかと思えてならないからである。
なぜ現代人は喋り急ぐのか。
恐らく、それは自分自身と内なる自己が分離していることに原因がある・・・・・・・。
とは言っても、自分と内なる自己が分離するということはあり得ず、それは片時も離れたことがないのであるが、人間が勝手に離れたと思い込んでいるに過ぎない・・・・・。
内なる自己と離れたと思い込んでしまった人間は怖くて不安でしかたがなく、故にいつも防衛の姿勢をとってしまう。
さらに攻撃は最大の防御なりということで、必要もないのに攻撃的な姿勢をとってしまう。
あとは・・・・・・ああ言えばこう言うという悪循環に陥ってしまい、いつまでたってもそこから抜け出せなくなってしまう。
昨今の議論、政治家の演説や討論を聞いていて少し感じるところがあったのでこんなことを書いてみた次第である。
もっとも・・・・・・・・・・、歴代の大物が今の選挙に出馬したとしても、その言葉の遅さの故におそらく勝利することはなかったであろうことも付け加えておく・・・・・・・。