子供の頃からハムが大好きであった。
今でも何も手を加えていないハムだけでご飯を何杯でも食べることができる。
家族や友人たちは不思議がるというか多少変な目で見るのであるが、好きなものは好きなのだから仕方が無い。
あれは確か小学校の低学年の時、当時は給食が金曜日までで土曜日は午前中の授業の後家に帰って昼ご飯を食べるのが普通であったが、ある土曜日、午後に何かの行事があって各自弁当持参ということがあった。
昼時になり、それぞれが弁当を広げて食べ始めたのであるが、僕の斜め後ろに座っていた男の子だけがなぜか弁当箱の蓋で中身を隠すようにしてご飯を食べていた。
「どうしたの?」と聞きながら彼の弁当の中身を覗いてみると、彼の弁当はご飯の上にただハムだけを敷き詰めたものであった。
ここで氷屋さん登場・・・・・仕事を開始することにする・・・・。