今、大きな地震があった。
茨城と栃木県では震度五弱であったそうな。
K太郎とU夫妻とで熱い話をしていたのであるが、地震の時一瞬皆固まってしまった。
お互いにいろんな深刻のように見えるような話をしていたのだが、地震の瞬間に皆が口にしたことは「ここでこのまま死にたくない」ということであった。
昔昔、神学校にいたときに先生が、寮の飯が不味いとかいろんな不満があってもいざ死に直面したときにはそんなことは言わなくなるなんていう講義をしたことがあったのだが、正しく今地震にあった時、すなわち死にそうな恐怖にあった時、皆の今までの意見や不満は消えてしまったかのようであった。
メメントモリ(ついカタカナで書いてしまったが)、この言葉は自分の死を覚えよという古い古いキリスト教の賢者の言葉である。
死んでしまったら全ては終わりだからという意味ではなく、死んだ時には全てが分かるのだからと言う意味で、今生きている時に伴侶や友達に不平不満を言ったりしないで今をありのままに感謝して生きて行くことが大切だとこの言葉は言っているのだと思う。
不平や不満で生きている人たち、ちょっとは悟ろうよ。
自戒を込めて書いた次第である。
愛情の欠如の話はまた次回に・・・・・・。