倉庫形量販店というだけにとても大きな規模であった。
二階三階は駐車場なので、「なんだ店舗は一階だけか」と思っていたのだが、いざ入ってみるととんでもなく広い売り場であった。
パソコンからテレビなどの電化製品、時計貴金属に始まりN沖記者やS口君やU先生が見たら泣いて喜びそうなアウトドア用品(そう言えば釣り竿もあった)、家具、衣類、食料品、薬、冷凍食品、自転車からゴムボート、お酒、お米などの凄い品揃えに目を見張った。
しかもそのほとんどがビッグサイズ、おおーっこれぞアメリカンという感じであった。
約二時間半くらい歩き回ったが、そのすべてを見ることができないほどのボリュームであった。
店のメニューに加えられそうなピクルスとか家で使っているシャンプーやリンスの詰め替え用とか家にあるだけで心がリッチになりそうな大瓶のピーナッツバター、お得用のジップロック、パンなどを購入して家路についた。
では感想は?というと何とも複雑な心境であった。
確かにいろんなものが豪快に揃えられていて楽しかったし普段味わえない環境に身を置くことは刺激的であった。
でも、個人的には大型店や行列のできる店に行くよりは、飲食店や喫茶店やバーなども同じことが言えるのだが、店主や店員の顔を見ることのできる小規模の店の方が好きなのである。
会費を払っても年に四回か五回行けば元は取れるのだそうだから、まだ何度も行くと思うが、それは年に一度のお祭りにでも行くような感じにして(その時は十分に楽しませてもらうが)、普段は自由が丘デパートや光り街などにある小さな店で「おばちゃん、あれちょうだい」なんて言う心の通じた気楽な買い物をしたいと思っている。
余談だが、コストコに行って来た話をお客さんたちに話した所、好意的に興味を示したのはほとんどが女性であった。
私見だが女性の方がこう言う所の楽しみ方を知っているのだと思う。
ちなみに「私も行ってみたーい」と興奮して語ったM嬢は、店にくる前に駅前のドラッグストアで一時間もウインドウショッピングで遊んで来たんだそうな・・・・・。