某氏カップル。
昨夜、お二人で夕食をということで、お目当ての店に行かれたのだが生憎と満席。
あきらめて街を散策していたら、面白い店を見つけたという。
安くて、いろんなメニューがあって、レトロ調で妙に落ち着く店・・・・・・・。
お二人から美味しかったという言葉が出てこなかったのが少々気になったが、今日の昼に行ってみた。
「もしかしたらボ〇カレーだったりして」、と言った某氏の言葉が一瞬脳裏を横切ったが、初めからカレーがお目当てだったので、迷わずカレーを注文した。
待つことしばし・・・・・・・・・・・。
そして供されたカレーをひと口・・・・・・・・・・。
それは、
間違いなく、
レトルトカレーであった。
しかも、福神漬けなどの薬味が一切ない。
かなりがっかりし、早く食べてその店を出たいと思ったのだが、
そのカレー、
ものすごく、
熱い!
この行間から、僕の落胆度がおわかりいただけるかどうか・・・・・・・・・・・・・。
さて、この場合、問題となるのはカレーがレトルトだったということではない。
レトルトだろうがなんだろうが、カレーはカレー、カレーに良いも悪いもない。
問題となるのは、がっかりした自分の感情である。
カレーは食べてしまえば終わりであるが、がっかり感はずっと後を引く。
しかも、愛だけが実在で、愛は不平不満をいだかないので、僕の抱いたがっかり感は幻想である。
幻想に振り回されて今日一日を送るなどということは、まさに狂気の沙汰。
というわけで・・・・・・・・・、「こんなのは嫌だ」とひとりつぶやいて、がっかり感にさよならを告げたのであった。
今はすっきりと爽快な気分が戻ってきている。
扇風機に指を突っ込みたい気分になったとき、またあの店に行って、違うものを注文してみようかなどと思っているしだいである・・・・・・・・・・・。