去年、某女史とひとつの約束をした。
それは・・・・・・・何があっても決して後悔しないこと・・・・・・・・である。
エゴというのはまことに巧妙な手口で人を攻め滅ぼそうとする。
にこにこと笑いながら包丁を突きつけてくるような感じに似ている。
後悔というのもその手口のひとつで、人を過去に囚わらせ後悔させ、未来にその償いをさせようとすることで人をがんじがらめに縛ってしまう。
そして人は病む・・・・・・・・・。
真理から見ればそんなことはまったく根拠のないでっちあげなのであるが、なぜか人はその罠にまんまと引っかかってしまう。
特に真面目な人やいわゆる頭のよい責任感の強い人ほどその傾向が強い。
このエゴの手口に乗らない方法は簡単・・・・・・・・要するに後悔しないことである。
彼女に教えたやり方は、後悔の念が出てきた時に「マスターと後悔しないと約束したからバイバイ」とその思いにさよならをするというもので、これを彼女は一ヶ月続けた。
その結果どうなったかというと、彼女曰く、もの凄く楽になった・・・・・・・とのこと。
そして・・・・・・もう一ヶ月、いやこれからもずっと続けて行きたいとのこと・・・・・・。
人間にとって後悔することや自責の念を持つことが一番よくない。
エゴは時間という概念を使って、過去を後悔させ未来に償わせようとすることで人を苦しめる。
しかし、聖霊は同じ時間という概念を使って、過去も未来も幻想なのだから今を生きるようにと教え、人を癒やす。
この正反対の思考システムはとても面白い・・・・・・・・・。