近くで店を経営していたマスター・・・・・・・・。
このたび病気療養のため店を閉店することになった。
一昨日、彼から電話があって、店の後片付けをしているからもし使えそうなものがあったら持っていって・・・・・・との連絡があり、今日の午後行って来た。
前回の入院後初めて彼の顔を見たのだが、思ったより血色もよくお元気であった。
さて、何を貰っていこうかと僕。
さて、何を持っていってもらおうかと彼。
同じ飲食業なのだが業態が異なるので思ったほど使えそうなものがない。
ほとんどの備品は近所の居酒屋さんのスタッフが貰っていて、僕がいただいたのはグラス・灰皿・会計表・彼が好きなジャズのCDなどであった。
荷物を抱えて帰る道すがら、もし僕が病を得たとしたらもう一度病を癒やして店を始めたいと思うだろうかと自問してみた。
答えはまだ・・・・・・・・出ていない。
だが、少なくとも今は健康でいるのだから、不平不満を言わずいろんな面で前向きに店を続けたほうがよいのではないかということを思わされた次第である。
無くなって初めてわかるそのもののありがたみ、会えなくなって初めてわかる人のありがたみ・・・・・・・・いろんなことを考えさせられたひと時であった。
病身でありながら一人後片付けに奮闘する彼を見て、僕も手伝いましょうかと言い掛けたのだが、彼の世界にずかずかと入り込むのもどうかと思い・・・・・・・ここでV氏来店・・・・・・・・・明後日、また顔を出してみる予定である・・・・・・・・・。