少々疲れが溜まっていたのか、瞑想中に眠りに落ちてしまった。
場所は深夜の軍港。
辺りは真っ暗。
一隻の軍艦が座礁したと思われる潜水艦の回りをゆっくりと旋回している。
桟橋のとても高いところからその光景を見ていたのだが、どうしてもその軍艦に乗ってみたくて仕方がない。
さて、何か良い方法はないかと考えていたとき、あっ、これは夢だと気がついた。
確かに以前にも同じ夢を見たことがある。
前回のときは、乗りたくてうずうずしていたところで目が覚めたのだが・・・・・・・・。
夢とわかればこっちのもの。
桟橋からジャンプして空を飛んで軍艦にたどり着けばよい。
少々勇気と覚悟が必要だったが、単なる夢なのだからと意を決して軍艦に向かってジャンプをした。
結果は・・・・・・・・・・、空を飛ぶどころかそのまま海にドボンと落ちた。
冷たい海の中で溺れそうになりながら必死で泳ぎ息をし、あれ?夢ではなかったんだと後悔した。
ほうほうの体で桟橋まで泳ぎ着き、コンクリートや鉄の棒にしがみつきながら橋に登った。
その後、ずぶ濡れになりながら警備の目をかいくぐり、恐怖の中で夢で無いなら僕は夢遊病者かなどと思いつつ逃げ惑うところで・・・・・・・・・目が覚めた。
やはり夢であった。
それにしてももの凄い臨場感であった。
海に落ちるときの感覚、水の冷たさ、息苦しさ、ごつごつしたコンクリートや冷たい鉄の感触。
これらは眠っている僕の意識が作ったものである。
外側には何も無いのにとてもリアル。
触れることもできるし、冷たさや息苦しさも感じることが出来る。
これは目が覚めているときも同じで、人は自分の外にあるものを知覚していると思っているが、実はこれは自我の錯覚で、人は自分の意識の中にあるものを外に見ている、自分の内側を外に見ているのである。
数日前、本を買うために渋谷の街を歩いていたとき、雑踏の中で自分は自分の内面を外に見ているということが腑に落ちた・・・・・・・・ので、こんな夢を見たのだと思う。
自分の外にはなにもない。
全部自分・・・・・・・とどのつまり・・・・・・・一体ということか・・・・・・・・・・。